√日本の教育はすべての局面でアメリカに劣っている、少なくとも現時点では。
すこし調べただけでそう言い切った某院生が、ただひとつ認めていたのが『掃除当番』でした。 そのときは何のことやらわからなかった (し、アメリカの教育制度が優れているとは今でも思ってない) けれど、さっきウチダ先生のお掃除日記を読んだら、某院生の言ってたコトがすこしだけわかった気がしてみたり。
先生の口ぶりはちょっとおおげさスギだけど、もしかしたらそれって単にレトリックだけじゃなく男性の場合は『誰かのために無償で裏方的な作業を自発的に』行う機会から『暗黙の内に遠ざけられている』からなのか、な。
それはともかく小学校や中学校で『自分たちが使った場所』を『自分たちでキレイにする』って単に自分の部屋を片づけるのとはちょっと違うしね。自分たちとはいいながら基本的には役割分担で、たった一人の『自分』と大勢の『他の人』が汚した?ものを元通りにしてゆく作業なんだし。
『シーシュポス』や『雪かき』のココロを会得?するためには、本を読んだりハナシを聞くよりも実際に黙々と身体を動かすのがイチバンだろうしさ。たしかに優れた教育法なのかも〆
カトリック系の女子校では『厭われる仕事を喜んで引き受けること』を徳とするっていうけど、それも同じことなのかな、どうだろ (たぶん違う〆
*世のメイドさんブームはついにウチダ先生まで波及したみたいですが、黒山羊乗りさんオススメのメイド小説『語り手の事情』もリバイバルしてたりするんでしょうか (無理、たぶん〆
続報:周りで好きだという人をみかけないし、いまひとつ納得できずにいたんですが、なんとなく腑に落ちました。
(cf.Reuters@excite「お帰りなさいませ、ご主人様」秋葉原メイド喫茶レポート[LINKROT]
さすがに格差社会の本場でうまれたReutersは意地が悪い、“
日本の男性のあいだにある若い女性へのフェティッシュを考えると、肉体的にも感情的にも未成熟な女性が男性客にサービスするというコンセプトが生まれたことも驚きには値しない”とかチクチクと婉曲な嫌味にあふれた文章です。
メイド・ブームってサービスする側としてもらう側が逆転/倒錯してるアイドルみたいなものかとおもってたんですが、普通の『ごっこ遊び』だったみたい〆
*にしても『語り手の事情』ってスバラしいお屋敷&メイド小説なのにいまひとつ再評価されたりしてないっぽいのは、なんでなんだろ〆
✽✽✽02/08/06✽✽✽