√二週間ほど前から『イジメ』についてなんとか文章にまとめようとしていたけど、どうも能力的に無理そうだと判ったので方針転換、この項をメモ代わりにして考えたことを箇条書きにして書き込んでいくことにしました。
■石原慎太郎さんは“逃げる奴はどうせどこへ行っても苛められる → そういう子は勇気をだして反撃せよ、だいたいうちの子なんかねえ...... (以下略”と某テレビ番組でおっしゃってましたが、この逃げても解決しない、自分が変わるしかないっていうのは一つの見識ではある。
でも、本当にあの石原さんって『太陽の季節』を書いたご本人なんだろうか。松本零士さんのインタビューを聞いた時も思ったことだけど、年月って残酷だ。
そして良くも悪くも色々なコトが変わっていく『歳月のチカラ』を知らないってこと、『無時間モデル』の世界でいきてるってコトが子供を自殺に押し流すおおきな要因かも〆
■そもそも『イジメ』っていうコトバは便利だけどかえって問題の姿を覆い隠して解決を遠ざけてるのかもしれない。むしろ本来の意味でのハラスメントが近いのか〆
『みんなの呪縛』と倫理コード、それに『バチ』と『罰』の感覚が背景にあるような気がする〆
■被害者の状況についてひたすら知ろうとするよりは加害者の事情について考えたほうがいいのかも〆
■直接的な加害者ではなく傍観してた子供の保護者が『自殺によってウチの子が心に傷を受けた』といって被害者や加害者とその保護者を非難するような状況はありうるのかな〆
■アルバイト・スタッフの結束をかためるやり方のひとつに、誰かひとり仕事ができなかったり態度が悪いと思われているひとを選んで、全員から反感を持たれるように仕向けるっていう手法があるんだって。
むかしM*Sバーガーの店長さんをなさってた方が研修で習ったやり方だとか。もちろん理不尽なイジメを行うわけじゃないよと言ってらしたからそのあたりは気をつけてらしたんでしょう。細かい注意点やどうやってそのひとりを選ぶかとか色々とノウハウがあるみたい。
集団の作業効率を上げることだけを考えるなら、コントロールされた苛め (だよね、やっぱり) は必ずしも阻害要因にはならないって指摘自体はただしいような気がする。ひどい話だけど〆
■いじめを行うのは『くだらない奴』なんだっていう定番フレーズも実際のところは嘘だよね。くだらない子もいれば抽んでた子もいる。
■苛められる側より苛める側の方が人数が多いに決まってるし保護者への説明も大変だろう。中心になってた生徒の親からすればなんでうちの子だけってことになるだろうから、ヘタしたら被害者以外のクラス全員を出席停止にしなくちゃいけなくなりそう。
こういう方向で解決するおつもりが本当にあるなら、現場の先生にもっとつよい権限を与えてクレームに対応する部署を別に設置するくらいでなければ機能しないような気がします (本当に有効かどうかは判らないけれど〆