
■秋の夜長に『名前だけは聞いたことがあるけど誰も実物はみたことがない作品』を皆で観てみよう企画、第二弾としてレンタルしてきました。豊川悦司さん×布袋寅泰さんのバージョンじゃありませんよ、もちろん渡辺謙さま&高橋克典さんでリメイクされた方でもありません (実をいえばそっちはもう観たし
言い訳めいてますが、最初はオリビア・ハッセーさんの『マザー・テレサ』を借りるつもりだったんです、でも見つからなかったので『仁義なき戦い』になりました、仕方ないですよね。
七〇年代につくられたオリジナルは全五部作なんですね、TSUTAYAの棚で初めて知りました。そういえばウチダ先生もそんなことをおっしゃってたような。先生は仁義なきシリーズが大のお気に入りで、まだ高価だった頃にDVDをそろえてセリフを暗記するまで繰り返しご覧になったんだとか。ちなみに先生のベストは四作目『仁義なき戦い 頂上作戦』みたいですよ。
とはいえ今回は一作目の『仁義なき戦い』しか借りてません、なんでかって? 他は全部貸し出し中だったんです、それぞれ二本ずつ計十本あったのに! M市のTSUTAYA会員さんのご趣味はどうなってるんでしょう (苦笑
でも結果的にはそれが正解でした。私たち素人にこれはちょっと濃すぎます、一本だけでもうおなか一杯。【
SPOILER WARNING】そうそうここから先は物語の結末についてすこしだけ触れますのでご注意ください【
SPOILER WARNING】、と言ってもツイストや伏線の巧みさを愉しむタイプの作品じゃないからあんまり関係ないかも。
■ストイックなまでの展開の速さとあのエンディング、実話がベースだったという事情もあるんでしょうが、今の映画会社じゃこういう作品はつくれなさそう。
命を狙って失敗した自分をあえて見逃した直後、漁夫の利を狙った山守組組長に殺された山守組若衆頭坂井の葬儀にあらわれた主人公のヤクザ、その彼が拳銃を片手にとった意外な行動とは? いや普通なら兄貴分とか組幹部とかそのほか組長のせいで死んでいった男達の仇を彼がとって気持ちよく終わるか、さもなきゃ主人公が狡猾な山守組長たちに返り討ちにされてもの悲しい結末をむかえるか。あるいはその合わせ技が定石のハズなのに。
まさかああくるとは思いませんでした〆
そうそう私たちは演技している梅宮辰夫さんをはじめてみました、アンナちゃんのパパが本業なのかと思ってたけど若い頃はスゴかったんですね。普通にかっこいいな、意外だ。あと主人公をやってる顔も声もいまいち好みじゃないのにそれでもステキにみえる不思議な役者さんは誰だろうと気になってスタッフ・ロールをみてみたら......、そっかあれが
菅原文太さんだったのか。
まあ最大のインパクトは梅宮さん扮する土居組若衆頭若杉の潜伏する愛人宅を取り囲んだ警官隊が手に持ってた『桜の代紋がはいった提灯』だったんだけどさ (昭和二十年代には実在してたのか、な
■最後にひとつトリビア、あの『だめんずウォーカー』と『仁義なき戦い』にはひとつ共通点があります。実はどちらも『SPA!』の連載がオリジナルなんだって〆
追記:ウチダ先生が『仁義なき戦い』の人だって書いたことについて某後輩から疑念のメールが来たので一例を示しておきます。
さっき先生のブログをテキスト・データにして整理したものをチェックしてみたら『仁義なき戦い』にふれた文章は十箇所ちかくありました。上にあげた箇所のようになにかの具体例?としてサラっと使われることもありますし、脚本家の笠原和夫さんについて語ったりもしておられます〆
✽✽✽10/31/06✽✽✽