続報:『みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会』といい『平和を願い真の国益を考え靖国参拝を支持する若手国会議員の会』といい、なんで皆様もっとちゃんとしたそれなりの日本語にしないかな。
だからといって中国語や英語に翻訳されたときの外交的効果を意識しているようでもないし、謎です......、それにしたってアタマにいきなり『
みんな』はどうかとおもう〆
✽✽✽10/18/06✽✽✽
√今日、液晶画面のなかで全国戦没者追悼式の式辞をよみあげる総理“靖国へ参拝しなかった”大臣の声を聞きながら考えたことを忘れないうちにそのまま並べておきます。
みじかい演説のなかで『平和』という言詞が繰りかえし繰りかえし使われていました。この単語をパラフレーズできないものかな、とexciteニュースに載っていた式辞全文を確認していてすこし憂鬱な気分になってみたり。
小泉さんが『平和』を多用した理由にようやくおもいあたったんです、そっか便利だったからなのか。まじめに『平和』の意味を考えて別のコトバに置き換えていくとどうしても非難が寄せられるコトが予測できる文言になってしまう。でも『平和』という言詞ならば、面と向かって否定されることはまずない。どうやら無敵の言詞らしい。
この時期の新聞やテレビにはいったいどの位の数の『平和』が踊っているんだろう、ほとんどが太平洋戦争末期の悲惨な状況とセットにして使われてますね。ほかの組み合わせはまずみあたらない。
祖父や曽祖父が経験した事柄、とくに思い出したくない種類のコトについてわたし達が識らずにいること、あるいは識ろうとしないことは『よくないこと』だとする考え方にはわたし達も賛成です。
でも『原爆』や『都市への無差別爆撃』、あるいは『植民地経営の失敗』をとりあげた文章や映像を消費して平和の大切さを実感することが大切、という姿勢には同意できません。戦争(より精確には戦争よって広範囲に引き起こされる被害)を避けるために必要なのは祈ることや歌うことではなく、今あるいは近い将来に戦争が起きる(あるいは起こす)としたらそれはどんな理由で何処ではじまるのかを『想像』し、どうすればその道を行かなくても済むかを真剣に検討することだ、と今は思います。
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追記:うまく文章にまとめられません、けれどこのことに関しては時間をおいたり知識を増やしてもきちんと整理して考えることはできないような気がする。そういう種類の問題なんじゃないだろうか、つまりわたし達が当事者そのものだからなのか。
二追:わたし達が私淑するところの
ウチダ先生によると『靖国参拝(or不参拝)』はデインジャーをリスクに変換して統御するための有効なツールとして機能しているんだとか。戊辰戦争の昔からあの神社は社会的な道具だったのだから、ホントウのところそういう位置づけだったとしても不思議な話ではないのかもしれません。
でも宗教的な事柄を『そのアイデアが共有されている集団』の外で利用するっていうやり方はちょっと危険な感じがします〆 08/16/05
続報:違憲判決が『確定』したそうです。
(cf.共同通信@excite:「強い警告」と上告せず[LINKROT]
ただし違憲判決が形式的には『国=小泉さん側の勝訴』だったために原告側が上告を行わないことで自動的に判決が確定するんだとか。これも素人にはちょっと納得できない状況かも〆 10/11/05
二追の追い書き:靖国参拝をめぐる司法判断って素人目にはそれぞれバラバラにしかみえないのです。
(cf.共同通信@excite:靖国参拝、憲法判断せず [LINKROT]
訴える側が実際には司法ではなく世論にアピールしたいとお考えなら、結果にかかわらず目的は達せられているのでしょうけど、だとしたらそれもまた『一定の範囲内で通用しているアイデア』をそれ以外の場所でも適用しようとする場合によくある危険なカンジがあるような気がします、どうなのかな〆 10/05/05
続報:山内康一さんも参加されるのかな。
(cf.毎日新聞@excite:勉強会が再開 チルドレンに参加呼びかけ[LINKROT]
単なる囲い込みならともかく、本気で『靖国』について考えているなら『平和を願い真の国益を考え靖国参拝を支持する若手国会議員の会』というネーミングはなんとかした方がいいと素人目には映ります。
英訳(または中国語訳)されたときにどう響くかを考えずに命名してるんだろうな、そんなノリで真の国益なんていわれてもちょっと信用できない、かも。真摯な善意に基づいてはいるんだろうけど〆 10/16/05
二追の続報:今日にも小泉総理が靖国神社に赴かれるとのことです。
(cf.共同通信@excite:小泉首相が靖国参拝へ=中、韓の反発必至=[LINKROT]
選挙もおわったし任期はあと一年ないし、それに『主要な同盟国』からも今回はストップがかかってないみたいだし、小泉さんとしてはようやくという気分でしょう。
アジアにこれ以上不安定化されても困るし、逆に緊密な状態になられても迷惑なアメリカはそれでいいでしょうけど、前回の反日運動を抑えるのに苦労した中国側からすれば本気で忌々しいかも。
それにしてもいつのまにか『靖国参拝問題』を日本側のカードにしてしまったのはやっぱり『優れた外交手腕』ってコトになるんでしょうか、わたし達は違うとおもう〆
どうせなら『奉納相撲』にスケジュールをあわせればよろしいのに〆
*続報の続報:参拝はしたけれど、記帳はなさらなかったそうです〆 10/17/05
続報の続報:『みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会』って中国語(もしくは英語)訳したらどうなるんだろう......〆 10/18/05
三追:A級戦犯というコトバは『意図的』に『永久』と韻を踏んでいるんじゃないか、と小田嶋さんがBLOG『阿Q戦犯』で指摘しておられました。(直訳すればA項戦犯?)
なるほど日本語だとそうかも、だったら"Class-A war criminals"って中国や韓国ではどう翻訳されているんでしょう。
(cf.毎日新聞@excite:中国各紙が一斉に報道 激しい表現で糾弾[LINKROT]
そのあたりの事情を解説した報道がないってことは問題の本質とは関係ことだと皆さんお考えなのか、な。だとすると分祀云々の議論ってあんまり意味がなかったりして。
バカヤマ大の某アメリカ人教授にいわせれば、祟神を祭って鎮める『ナアナアの伝統文化』からすると『戦争犯罪人』として裁かれた方々こそまさに祀らなくてはいけない相手ということになるんだとか、どうなんでしょうね。
小泉総理はもしかして執拗に参拝をくりかえすことで『靖国参拝』を(日本だけでなく、中国や韓国にとっても)外交カードとして無効化しようとしてたりするのかな。
今後を考えるならどこかでやっとかなくちゃいけない手順なんでしょけど、ちょっと早すぎるような気もします〆
三追の続報:丸一日かけて冷静に状況をみきわめた上で判断したということなんでしょう。
(cf.共同通信@excite:韓国外相、訪日中止見通し[LINKROT]
十年後を考えたら『先送りせず』今のうちに『靖国』を外交手段として使えないようにしておくのは確かにありかも。
だけど『主要な同盟国』の都合もあるだろうし、隣人には『痛み』を我慢する義理はないわけだし、大丈夫かな〆 10/19/05
続報:ここを無事に乗り切れれば中国&韓国の政府関係な方々も一安心というところなんでしょうけど、大丈夫かな。
(cf.共同通信@excite:中国、反日デモ警戒 首相参拝後初の週末[LINKROT]
四月のデモだって現地でみれば日本で報道されているほどの規模じゃなかったと聞きますけど、友人のお父さんが仕事で中国へ行っているトコロなのでやっぱり心配です。どうか何事もありませんように〆 10/22/05
*こちらも気球なのか、な。
(cf.共同通信@excite:「理解に苦しむ」 小泉首相、米紙会見で[LINKROT]
『主要な同盟国』のご意向かも〆 10/25/05
続報:このあと日本側が韓国の顔をたてることで、首脳会談が実現すれば『予定通り』ということになるのかな。
(cf.共同通信@excite:靖国参拝望ましくない 韓国外相が批判[LINKROT]
ただ日本人が『ブッシュさんの次』を本気で考え始めているように、先方も小泉さんの後継者が誰になるかで姿勢を変化させ(なくてはいけなくな)るでしょうし、そうなると次の内閣人事は中国や韓国にとってもけっこう重いのかも〆 10/28/05
(cf.共同通信@excite:内閣改造は31日 首相、党役員会で表明[LINKROT]
続報:観測気球なのかな、まあ『次の首相』との継続性さえ保てれば来年九月までは多少冷え込んでもかわまわないと判断する可能性もあるのかも。
(cf.共同通信@excite:首脳会談拒否を検討か 靖国参拝めぐり韓国[LINKROT]
でも次期首相候補の皆さんはどうみても小泉さんの『影響下』にあるわけで、結局イニシアティブはあの人が握ってることになるんでしょうか〆 10/24/05
続報:『小泉さんの次』が誰になるのか気になりますかって留学生に訊いてみたところ、中国の新聞?でも後継候補の紹介が以前あったとかで注目されているみたい。
(cf.共同通信@excite:小泉改造内閣が今夜発足 ポスト小泉配置が焦点[LINKROT]
もし自分の任期(≒人気)の残りを使って『靖国以後』へシフトさせるつもりなら、後継者とはそろそろ一定の距離をおかなくちゃいけなくなるだろうし、どうなるのかな〆 10/31/05
続報:首脳会談の可能性を残しておいたほうがいろんな交渉ごとに有利だということもあるんでしょうけど、中国が失速する前に『靖国』で揉めるたびにいろいろな事柄がストップする状況をなんとかしておきたいというのは日本だけじゃなくて中国政府、韓国政府にも共通した認識だと思うのですけど、どうなんでしょう。
(cf.共同通信@excite:日韓首脳会談を検討 韓国、APECで[LINKROT]
釜山での会談が実現したら、おおきな一歩になるハズだけど韓国としても今はいろいろと難しいところだろうし、どうなるのか、な〆 11/04/05
続報:この方が総理になった場合のことを考えると、小泉さんさえやり過ごせば以前の状況に戻ると考えるわけにはいかないでしょうし。
(cf.毎日新聞@excite:<安倍官房長官>靖国参拝の継続姿勢を強調[LINKROT]
自民党としてもいまなら公明党とある程度距離をおいても大丈夫だという計算があるのかな。
いまのところ政治の事情が宗教を左右しているのであって、宗教が政治を動かすような状況にはなってないですど、いつまでもそんな状態を続けていくのはいいやり方じゃないかも〆 11/07/05
続報:こちらの方がでてくると、まとまるものもまとまらなくなりそうで怖くないですか。
(cf.共同通信@excite:日中韓、未来志向の対話を=米大統領が会見[LINKROT]
いや、もしかしたら最初からそのおつもりなのかもしれませんけど、中国と日韓が『緊密な関係』になったりしたら米軍基地の置き場に困るだろうし。
でもあの大統領が意図的になさってることって大抵失敗するからかえって安心なのか、も〆
とりあえず今のところ会談有りの方向ですすんでるみたいです、大丈夫かな〆
(cf.共同通信@excite:日韓首脳会談は18日午後[LINKROT]
中国側がどう対応するかもまだみえてないし。 11/09/05
*今度はポケットになにを入れてらっしゃるんでしょうか、また白いハンカチ一枚?
続報:ドイツ政府に抗議されたりしないんでしょうか。
(cf.共同通信@excite:ヒトラー例えに靖国批判 中国外相、訪問先の韓国で[LINKROT]
意図的に特定の民族/文化集団の組織的抹殺を遂行した政権と、単に領土拡大を武力に頼って行った政権を一緒にしちゃいくらなんでもマズイのでは。
中国政府内に御家の事情や諍いがあるのかもしれないけど、なに考えてるんだろう〆 11/15/05
続報:未来なんて便利なコトバでごまかして先送りしていいのかな。
(cf.共同通信@excite:正しい歴史認識要求 靖国参拝受け中韓首脳[LINKROT]
たぶん文字通り三者三様の『未来』を夢見てるんだとおもうけど......、いやそもそも自分たちがどんな夢をみてるのかを確かめるほうが先だったりして〆 11/16/05
続報:日本と中国のあいだをとりもつことで存在感をますっていう方向はやっぱりダメなんでしょうか。
(cf.共同通信@excite:首相靖国参拝で議論=釜山で日韓首脳会談[LINKROT]
五年後、十年後はともかく現時点ではお互いに厳しくあたるしかないのか、な〆 11/18/05
*プーチンさんのロシアやアメリカの次期大統領が近い将来外交問題で日本相手に譲歩できない状況になったとき、靖国問題を活用してくる可能性ってホントウにないのかな〆
*そういえば韓国軍は中国(から来た義勇)軍とも戦火を交えてるんだった〆
続報:訪日は厳しそうな流れだとか。
(cf.共同通信@excite:大統領の年内来日断念 政府、年明けの実現目指す[LINKROT]
十月の補欠選挙も大敗でしたし、ここで無理はできないということなんでしょうか。まあ靖国問題を『ナアナア』の領域に置き換えて実質をとるつもりだとしたらこのやり方だってアリなのかも〆 11/21/05
続報:ご自分でそれを仰っちゃダメでしょう。
(cf.共同通信@excite:首相、会談延期で対中批判 「靖国外交カードでない」[LINKROT]
小泉さんが先にそのコトバを口にされたら、もう先方からはその路線にすすめなくなっちゃうんだし、それともやっぱり『同盟国』の利益が優先なのか、な。だったら思惑通りなんだろうけど〆 12/05/05
続報:どちらもアリな気がするけど、違ったみたい。
(cf.共同通信@excite:外務省の文書入手と韓国紙 波紋広がる可能性も[LINKROT]
支持率をあげたり国内の事柄から目をそらすために領土問題を利用するのは充分アリな定石だろうし、ご近所づきあいってそこまで込みでするものじゃないのか。
にしても本物だとしたらどこからでたんだろ。
やっぱり総裁選絡みだったりするのか、な〆
✽✽✽04/06/06✽✽✽
続報:お互いにどうしたのいのかがはっきり伝わってれば大丈夫だとは思うけど、どうなんだろ。
(cf.共同通信@excite開始見合わせ交渉本格化 竹島の海洋調査で外相 [LINKROT]
間に海しかない隣国同士のあんな場所に浮かんでる島なんだし、そりゃどちらも自分のものだと思いたいよね。わたしは日本の領土だと考えてますが、もし韓国に生まれていたら経緯はどうあれ韓国のものだとココロから信じただろうし、今のまま曖昧なままでいいと思うけどな。
知り合いのベルギー人留学生はたしか竹島問題で卒論を書くって言ってたから、いまごろ材料が増えて喜んでるかも。
どうしてもはっきりさせたいならいっそのこと竹島に特設スタジアムをつくって野球やサッカー(そしてもちろん相撲)の代表同士が戦って帰属を決めるっていうジャンプめいたやり方はどうでしょう。
で、当然四年ごとに次の四年間の持ち主を決めなおす、と〆
*某海底天然ガス田の場合は、やっぱり海の上で空手チームV.S.拳法チームの決戦で是非 (マテ〆
✽✽✽04/20/06✽✽✽
追記:そうだといいなとお考えなのかな。でもウチダ先生のことだからわざと言い違えてみせてるのかも、とはいえナショナリスト(自称)としてはいまいち納得できません。
先生は竹島問題の周りで交わされているコトバをみてもわかるように“
「国民的統合が果たされると、自分にも受益機会がめぐってくるのではないか」と考えて”いる“
「物心両面で支援してくれるような社会集団に帰属していないがゆえにさっぱり受益機会に恵まれない」若者たち”がナショナリストになっているんだとお考えみたいですが、それって本当にナショナリズムなのかな、わたしは違うと思う。
ナショナリストって個人の受益機会より社会全体のバランスの方を優先して行動する人間のことを指すんじゃなかったでしょうか、どうでしょう。
それこそウチダ先生が少数派として挙げておられる“
「スマートな弱者」&「横着な強者」”の方にこそナショナリストは多いんじゃないでしょうか〆
*でも日本の『ナショナリストめいた方たち』と韓国の『やっぱりナショナリストっぽい人たち』がよく似てるっていう指摘は確かにそうかも〆
✽✽✽04/26/06✽✽✽
続報:彼が一年後にまだ総理大臣だったら必ず参拝するだろう、っていう某教授@バカヤマ大の予言はあたってました。
(cf.共同通信@excite:小泉首相が靖国参拝 終戦記念日は21年ぶり[LINKROT]
“
いつ行っても(彼らに非難される結果におわるのは)同じだ。ならば今日は適切な日ではないか”という以前収録されたコメントが朝方のNHKで繰り返し流されてたのはなんでなんだろ。それだけが理由というわけではまさかないでしょうに。
たしかに一部の人たちが『特定アジア』と好んで指摘するように『靖国参拝』に繰り返し言及しているのは中国と韓国、北朝鮮の皆様だけなんだけどさ、でも、だから無視してもいいっていうのは飛躍しすぎ。
ただ、参拝を繰り返すことで靖国カードから特別な効果を奪うつもりなのだとしたら、たしかにある程度成功したのかもしれない。いまごろ中国の外務官僚さん(治安担当の内務官僚さんもそうか)達はタメイキついてるんだろうな(もちろん充分予測できる事態だから対応の準備はしてあったんだろうけど)。
そういえばロシアの反応ってあんまり報道されないけど、あの国だって(アメリカと同様に)その気になったら靖国問題に加わることはできるんだし、そのあたりはちょっと怖い〆
■『主要な同盟国』さんとしては中東が大変なことになっているこの時期にアジアがゴタゴタするのは避けたいところだろうし、かといって将来的に日本と中国、韓国が緊密な連携をとりはじめる可能性はつぶしておきたいハズだし、あちらでも苦虫を噛んでそう。
北朝鮮が『覇権主義につながる靖国参拝』に抗議するための軍事演習とかその手の名目でミサイル発射を強行したりしたら隣国の対応はどうなるんだろ。
■とはいえ前も思ったことだけど『宗教』がらみの事柄をその教義というかアイデアが共有されてない地域へのデモンストレーションに(結果的にしても)利用するのは先々のことを考えると危険なかんじもします。国内次世代の反応次第ではリスクのつもりがデインジャーになりかねなさそう。
意にそまない最後を遂げた方が祟神になって災いをもたらすことのないように祀るという神道本来の役割からすれば、東京裁判で裁かれた人たちこそがまさに慰霊の対象なんでしょうけど〆
✽✽✽08/15/06✽✽✽
追記:“
やはりDSM-IVに基づいて「学習障害」的傾向と呼ぶべきだろう”ってウチダ先生、どこまで本気なんだろう。まあ、あの人の靖国参拝にいちいち悲憤慷慨したり欣喜雀躍してる方達とは違うみたいだけど。
でも“
ナショナリストと議論して誰でも気づくことは、彼らが固有名詞や年号やデータ的数値に総じて詳しい”という大前提はけっこう怪しい、あの手のナショナリストさんって自分達の好む二次文献(なかでもアレな方々だと司馬遼太郎さんのフィクションやもっと酷いとネットのみ)しかあたってないから、例えば色んなところで引用&流用されている『世界最終戦争論』が実物は論文じゃなく講演録で、かなりトンデモな内容まで含んでることすらご存知なかったりするし、さ〆
ウチダ先生のナショナリズム論はたいてい (たぶん
故意 意図的に) ダブル・スタンダードな見方を採っているからそのあたりは仕方ないのかもしれません。自称ナショナリストの一人としては納得できないけど。
とはいえ“
「学習」とは本来学習する枠組みそのものが学習の過程で解体再生を繰り返すダイナミックな過程である”というご指摘はおそらく的確です。私達も気をつけなきゃな。
ともあれコイズミさんのジェスチャーはご本人(の指先)だけみてても仕方がないような気がします。評価するにせよ、しないにせよまわりの流れも含めて観て差し上げないと、そもそも劇場なんだし〆
✽✽✽08/16/06✽✽✽