続報:単に省内の連絡不行き届きにすぎない可能性だって充分あるのだけど。
(cf.共同通信@excite:16%未履修、02年に報告 高校、必修の世界史で
とはいえたまたま一人の生徒がこのタイミングで気づいたことが発端だったっていうハナシが本当なのかどうか、気にならなくもなかったり。報道メディアの記者さん達はどこからその話をお聞きになったんだろう。もし教育基本法改正をスムーズにこなすためのジョーカーとして寝かせてたんなら......、いろいろせつないな〆
✽✽✽11/09 11/16/06✽✽✽
√たびたびウケウリ、いや引用させていただいているウチダ先生、あまりの忙しさに新規の原稿依頼をすべて断ってらっしゃるとお聞きしましたが
BLOGは快調に更新が続いています。
いちファンとしては嬉しい限りですが、ちょっと心配でもあります。
日常は多忙を極めながらも、かなりのハイペースで長文が綴られてゆく様子はかつての『
ブビヲの部屋』をみるようですよ。
まあ、ウチダ先生は合気をかなり深く嗜まれているそうですから門外漢の心配は余計なお世話かもしれません。最新の記事では首都大学の受験者が増えたことについて、とりあえず入れるところに入ろうというシニカルな志望動機がほとんどであろうと分析され、そうした若年層の風潮を嘆き
“
ひとつには大学が彼らをつよく惹きつけるような知的な求心力を失ってしまったからであり、ひとつにはそこで獲得した教育的キャリアが少しも明るい未来を約束しない、希望のない社会が彼らの前にひろがっているからである。”
と明確にふたつの原因を指摘しておられます。
先生は
“
報道は「受験生は大学の教育的コンテンツにはほとんど何も期待していない」という事実を私たちに思い知らせてくれた。
この事実は、首都大東京の貧しい教育理念よりもある意味ではずっと深く私を不安にさせる”
と結んでおられますが、人口構成や産業構造が激変しないかぎりどちらの原因も解消されることはないでしょう。で、あればそうした社会のなかで志望者(と、もちろん内部の学生)に希望を与え実をもたらす大学像とはどんなカタチをしているのか。
ん、難しいです。ちょっと時間をかけて考えてみましょうか、『他者の目』を巧く利用することと『リスクの分担』に鍵があるのではないかと目星をつけているんですけどね、どうなることやら。 (目前の課題からの逃避だし
もうすぐバカヤマの周りにも新入生(ID09っ!!)がやって来ますね、とりあえずわたし達は一日三回
『先生はえらい、大学はすごい』と小声で呟いてみることにします。無意識の願望というのはなかなか侮れるモノじゃないそうですから。
追伸:そういえば私たち採掘隊が憧れる方たちって安彦先生からmaizeサンまで、皆ワーカホリックの傾向があるようです。やっぱり自分にないモノを求めるんでしょう。
二追:そういえば『バカヤマ発掘記』を読んだある方が『ブビヲの部屋
駄日記未収録分』を貸してくださったんですっ、いやBLOGってなんでも書いてみるモノですね (歓っ
三追:maizeさん、手の抜き方がわからなくなったら声をかけてくださいね。採掘隊には専門家がたくさんいますから (苦笑
続報:いよいよカタチになってきたみたいです。
(cf.共同通信@excite:サイバー大校舎で規制緩和 政府、特区153件を認定[LINKROT]
放送大学とはまったく違う方式みたいだし、どんな風になるんだろう。わたし達の私淑するウチダ先生は首都大学東京に関する文章のなかで
“そのように単位を「銀行に預金するように蓄積」して、124単位たまったら自動的に卒業証書がプリントアウトされるというシステムにすればよろしいのではないかと思う。
それなら、キャンパスもいらないし、教員もいらない。
サーバーのメンテをする派遣社員の二人もいれば十分である。”
と仰ってたくらいで学部教育における e-learningの効果にはかなり懐疑的みたいですけれど、ここまで徹底的な『大学』ならばかなりの成果をあげそうな気もします。学長は吉村作治さんなんですね、まさかこれならエジプトに行きっぱなしでも講義ができるとお考えになったわけではないでしょうが、なにかしてくれそう。ちょっと怖いのは母体がソフトバンクなことくらいかな、YahooBBみたいな勧誘&ほったらかしモードにならなきゃいいけど (本気〆
ウチダ先生も『卒業後教育』には e-learningを活用したいと書いておられましたし、社会人になってから通うにはとてもいいシステムのような気もします〆
✽✽✽03/28/06✽✽✽
追記:割り切って受験に特化したおつもりだったんだろうな。
(cf.共同通信@excite:3年生全員が卒業“危機” 50分授業、70回必要[LINKROT]
なんとか救済するしかないんだろうけど、でもどうやって? 卒業してからの補講とかだと他校からフェアじゃないってクレームがつきそう。それに程度はともかくきちんと調べたら他にいくらでも同じようなケースがでてくるような気もしますし。
一番いいのは大学側の入試システムを見直すことなんだろうけど、全入時代にそれは無理っぽい。せめて国立大学法人だけでもセンターと二次で科目を変更して社会科の試験を課す方式にするとか、そのぐらいしかないのかな〆
*ウチダ先生はお立場上なのかそれとも本気なのか、この件については“
学校というのは子どもに「自分は何を知らないか」を学ばせる場である。一方、受験勉強は「自分が何を知っているか」を誇示することを生徒たちに強いる”と指摘した上で受験を最優先した『学校教育』の不毛を説いてその上で今の教育現場は二律背反の苦境に立たされていて、今回の件はその矛盾の一部が露見したにすぎないと述べておられました (たぶんそう書いてあったハズ〆
でも、本当にそうなのかな? 受験科目以外勉強しないのって本当に合格への最短距離なんでしょうか。
正直な話、高校時代をふりかえってみると受験に強い同級生って一見無駄にみえることも愉しんでこなして、結果はしっかりだしてたような気がします。それこそ受験にでないからいいやと内職してた友人たちはせいぜい早慶どまり(もちろん早稲田も慶應も立派な学校ですけど)、最難関といわれる大学に現役で合格していたのは学校の授業をきっちりうけた上で部活や学内イベントの裏方までこなしてた人たちでした。
私? 私は裏方組だったけど能力の限界でダメだった、でもあそこで受験勉強以外を切り捨てて一見効率のいい道をいったところで、結果は同じだったろうと思います。
みなさんそのあたりのことは同じように感じてそうな気がするのに、なんでか誰もそういうことを書かないのでちょっと試しに書いてみました〆
✽✽✽10/24/0610/26/06✽✽✽
*来年からは現役高校生も
高等学校卒業程度認定試験をうけられるようになるんだって。
大学入学をゴールにして『ある種の効率』だけを追求するなら、たしかにこれが最強かも〆
✽✽✽10/27/06✽✽✽
追記:“
未履修の生徒だけでなく、ルールを守って受験に不必要な勉強をしていた生徒も被害者だ”って伊吹文明さんがおっしゃったってホントなのかな? どんな文脈だったんだろ。
(cf.共同通信@excite:「週内にも救済策出す」 未履修問題で伊吹文科相[LINKROT]
文字通りの意味だとしたらいくらなんでもヒドいなあ。現場で教えておられる先生方はどんな気持ちでこのコメントを聞いたんだろう〆
✽✽✽10/29/06✽✽✽